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沖ノ島の世界遺産登録!なぜ沖ノ島だけの理由とは?8件の申請とはどこ?


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世界遺産登録が大注目ですね。

今回は福岡県は沖ノ島、大島、宗像氏、福津市などにある、宗像大社、原・奴山古墳群などを申請してますが、実はユネスコの諮問機関(国際記念物遺跡会議(ICOMOS))は、沖ノ島に限る、その他は認められない、としています。

実際に申請したところ、その中で認められないとされたところとその理由を見てみましょう。

日本が推薦する「宗像・沖ノ島と関連遺産群」とは

宗像・沖ノ島と関連遺産群とは、以下の総称です。

「福岡県の宗像市、福津市にある宗像大社信仰、大宮司家宗像氏にまつわる史跡、文化財」

今回世界遺産登録で世界遺産候補として申請したのは以下の5件。

  • 1)沖ノ島:宗像大社沖津宮
  • 2)大島:宗像大社中津宮と御嶽山祭祀遺跡(御嶽神社)
  • 3)大島:沖津宮遥拝所(瀛津宮)
  • 4)宗像市:宗像大社辺津宮
  • 5)福津市:新原・奴山古墳群

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(引用元:wikipedia

ニュースなどでは、沖ノ島、九州本土の「宗像大社辺津宮」など”8つの資産”で構成されている、と言われてますが、沖ノ島関連では、沖ノ島の手前にある

  • 小屋島
  • 御門柱
  • 天狗岩

の三つの岩礁(沖ノ島:宗像大社沖津宮の鳥居の役割を果たしているとされる)が付帯施設となっていることから、これら3つを含めてトータル「8つの資産」となっている、ということでしょうか。

沖ノ島は島そのものがご神体

沖ノ島は島そのものがご神体で、

  • 1年のうちに上陸できるのはたった1日
  • 女性立ち入り禁止(女人禁制)
  • 男性も島に入るには禊(みそぎ:水などで身を清める事)が必要

女性は入れない!男女差別だ!となるかもしれませんが、これにはやはり訳があり、
祭られている神様が女神さまで、他の女性が上陸すると嫉妬する、ということから男性だけが入れる、となっているようですね。

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(沖ノ島:沖津宮の拝殿(引用:Wikipedia))

ユネスコの諮問機関が求めている4つの除外

ユネスコの諮問機関(国際記念物遺跡会議(ICOMOS))の判断によれば、

  • 考古学的観点からして、沖ノ島および周辺の3岩礁のみが古代の祭祀に関しての顕著な世界的普遍的価値を認める
  • でもその他の宗像大社の信仰上の価値は、世界遺産、というより、日本国内においての価値レベル

とされ、結果として沖ノ島(宗像大社沖津宮)とその鳥居の役割を果たしている3岩礁(小屋島、御門柱、天狗岩)のみにしてください、ということになっています。

また、これら沖ノ島と3岩礁限り申請し、かつ、名称自体も「”神宿る島”沖ノ島」とするように、とも言われています。

日本としては、このユネスコの諮問機関が求めている内容は納得できず、全ての登録を目指している、というところですね。

ユネスコの諮問機関の勧告と日本の対応

ユネスコの諮問機関の勧告内容を詳しく見ると、沖ノ島および周辺の3岩礁のみ、と限定している理由としては、

・自然崇拝に基づく古代の沖ノ島信仰と現在の宗像大社信仰に、継続性は確認できない

・なぜ、どう信仰が変容したのか、説明が不十分

・女人禁制など沖ノ島の禁忌の由来は、17世紀までしか記録をさかのぼれない

引用:産経ニュース(ユネスコ諮問機関 信仰の継続性に疑義 世界遺産へ大きな壁 半数除外の理由)

とされてますが、これらをどう説明していくのか、先ほど見たように、日本国内だけの価値ではなく、世界的に普遍的な価値であるか、というところをいかに納得させていくのかがポイントになります。

沖ノ島だけ登録になったらどうなる?

沖ノ島だけ世界遺産に指定され、その他は今回は除外された場合、世界遺産ともなれば、勿論訪れる人が多くなることが期待される中、そもそも沖ノ島は女性は入れません、では、期待される効果も半減、というかそれ以上でしょう。

海外からの観光客、国内からの観光客、妻などをおきざりに自分だけが行く、なんてことはあまり想像できないことから、これではせっかく世界遺産に登録されても、気持ち的には微妙です。

それでも沖ノ島だけでも、世界的に認められる、ということは、これはこれで素晴らしいことですね。