News最前線

日々のニュースからの気付きや疑問と回答どんどん配信!

夏季五輪開催地2024年, 2028年がパリとロサンゼルスに決定!? 費用負担は抑えられるか過去の歴代の大会を見てみると...


スポンサードリンク

スポーツの世界的祭典、オリンピック。
冬季五輪、夏季五輪、とありますが、2020年の東京オリンピックに続き、2024年、2028年の夏季五輪の開催地が同時に決定したようですね。

  • 2020年夏季五輪:東京(日本)
  • 2024年夏季五輪:パリ(フランス)(と有力視)
  • 2028年夏季五輪:ロサンゼルス(アメリカ)(と有力視)

国際オリンピック委員会(IOC)が、7月11日の臨時総会で、

  • 2024年、2028年の夏季五輪開催地をパリ(フランス)、ロサンゼルス(米)の2都市から決める
  • 2024年、2028年をそれぞれどちらにするか、9月13日の総会で決める

と決定したようですが、予想では、2024年はフランスのパリ、2028年はアメリカのロス、となるのが有力視されているとか。

開催地決定のルール

これまでの開催地決定のルールとしては、大会7年前に決める、となっていたところ、ここ最近立候補した都市が減り、更に2024年大会では、当初立候補していた他の都市(ローマやハンブルク、ブダペスト)で住民投票から断念した、などの経緯があります。(オリンピック開催は巨額な資金がかかるので住民が反対した、というところ)

これらからIOCとしては、過去の開催実績のあるパリとロサンゼルスの2都市を確保しつつ、それらに振り分ける、という方針となったようですね。

パリは1900年、1924年、と今回で3度目、ロサンゼルスでは1932年、1984年とこちらも今回で3度目のオリンピック開催。東京は2020年で2度目ですが、3度目とはすごいですね。

東京オリンピックもそうですが、毎年増加する開催のための巨額の費用負担が大きなポイント。このあたり、過去から振り返ってみてみるとどうなっているでしょう。

過去から見るオリンピックの費用負担

2020年の東京五輪では、立候補した時には約7,340億円と試算されていたものが、いつの間にか2兆円、3兆円と言われるようにもなり、2016年の東京都知事選では「2兆、3兆と豆腐屋じゃあるまいし」とその後都知事となった小池百合子さんが批判していたのは記憶に新しいところ。

ここで過去のオリンピックとでは、その開催費用がどのようになっているかを見てみると、

  • 1984年ロサンゼルス 約790億円
  • 1988年ソウル 約6300億円
  • 1992年バルセロナ 約1兆1900億円
  • 1996年アトランタ 約5500億円
  • 2000年シドニー 約4000億円
  • 2004年アテネ 約1兆1100億円
  • 2008年北京 約3兆4000億円
  • 2012年ロンドン 約3兆1700億円
  • 2016年リオ 約1兆3000億

オリンピック開催に必要な金額は?|北京・ロンドンを振り返るより)

グラフにしてみると以下の通り。

f:id:jinchankun:20170712041313p:plain

オリンピックにかかる費用の内訳をみてみると、

  • 競技場準備
  • インフラ整備
  • 開催地整備
  • 交通インフラ整備
  • 警備費
  • その他もろもろ

とありますが、例えば、2012年のロンドンでは、以下のようになってますね。

  • 競技場準備・インフラ整備…31億ドル(約2500億円)
  • 開催地整備…19億ドル(約1500億円)
  • 交通インフラ整備…14億ドル(約1100億円)
  • その他のオリンピック開催の計画…14億ドル(約1100億円)
  • 警備費…14億ドル(約1100億円)
  • その他…40億ドル(約3200億円)

こちらもグラフで見ると以下の通り。

 

f:id:jinchankun:20170712041955p:plain

前回ロサンゼルス大会は極端に費用が低い

今回候補となるロサンゼルスは1984年に夏季五輪を開催してますが、その時の費用負担は極端に低い約790億円。なぜそんなに費用を抑えられたのか。

Wiki-ロサンゼルスオリンピック (1984年) によれば、

  • 1)テレビ放映料
    テレビ放映権は、それまでの常識を超える金額を最低価格として提示、アメリカ4大ネットワークのうちで一番高い金額を示したABCと約450億円で契約。放映権料を前払いとして、利息を稼ぐ徹底ぶりだった。
  • 2)スポンサー協賛金
    それまで多くのスポンサー企業がマークを使用、多種多様な活動をしたが、スポンサー数があまりにも多すぎたので、メリットが半減していると判断し、スポンサーは1業種1社、合計で30社と数を減らして価値を高めた。ロサンゼルス五輪のマークを自由に使える、というのが条件だった。コカ・コーラとペプシが激しいスポンサー争いを演じ、他業種もスポンサーに次々に名乗りを上げ、高額の協賛金が集まった。
  • 3)入場料収入
  • 4)記念グッズの売上

これらにより、最終的には約400億円の黒字で終了、ということですごいですね。ただ、

この大会の成功が、その後の五輪に影響を与える商業主義の発端となった。

となっているところが、皮肉な感じでが、その後の大会は、運営費がけた違いにあがり、2020年の東京五輪も2兆円、3兆円と言われてます。

勿論時代背景が違う、というところもありますが、かつて費用負担を抑え、黒字として成功、終了したロサンゼルス。

2024年、2028年、どちらになるかはおいといて、果たしてどれだけの運営費で夏季五輪を開催できるのか、こういった視点で見るのが非常に楽しみですね。