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日本消費者連盟:香害110番に相談すべき内容は?においの悩みや問題の2つの原因


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日本消費者連盟が期間限定、というか二日間に限定したものですが、「香害110番」という新たな取り組みをするようですね。

香水、制汗剤(発汗を抑えるために使われる薬剤)、柔軟剤(洗濯後繊維に柔軟性を与えるためのもの)などには人工的に香りがついたりしてますが、この香りが原因で体調不良を訴える人が少なくない、ということから、今回の「香害110番」の設置になったとか。

においや香りによる健康被害

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確かに気にならない香りや良い香りも、場合によっては不快な香りにも変わります。日本消費者連盟の「香害110番」のご案内を見てみれば、

  • 香水や制汗剤の影響では、電車に乗るのが辛い
  • 柔軟剤の影響では、近所の洗濯物のにおいからベランダに出られない

といった内容から、更に体調に影響して気分がイライラする、といった気分的なもの、更に実際に、

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 目がチカチカする

などの具体的症状となって現れるとしています。

日本消費者連盟の「香害110番」情報

  • 電話:03(5291)2166(下記期間のみ開設)
  • 第1回 2017年7月26日(水)午前11時~午後3時
  • 第2回 2017年8月1日(火)午前11時~午後3時

「香害110番」の期待される効果

今回の「香害110番」で相談の対象者となっているのは「香りの害で苦しんでいる方々」となっていますが、趣旨としては、

被害の状況や悩みをきいて「香害から身を守る」暮らし・社会を共に模索していく

ということです。

ちなみに、日本消費者連盟は特定非営利活動法人。過去具体的にどんな活動をしているのかその活動歴を見てみると、実際には1969年の結成から1997年までしか記載されておらず、その後から現在に至るまでの活動詳細が不明。

あれ?大丈夫かこの団体、とも思いますが、問題あると思われる製品などに対しての告発やキャンペーン、必要な措置の要求などをしていますね。

ということからすると今回の「香害110番」では

  • においの悩み、香りの問題など、自分自身の体臭などの問題というより、
  • 香水や制汗剤、その他の製品などによる悩みや問題の実態をつかみ、
  • 必要に応じてメーカーなどにフィードバックしたり、何か法規制が必要と思われるものが仮にあればそれらを訴えていく、

という活動になるでしょう。今回の「香害110番」の設置によって、その活動の元となる声をどんどん聞かせてほしい、というところですね。

賛否両論は意味がない

こういった「香害110番」開設については、勿論、賛否両論があり、

  • 「香害110番」で何か話したところで、何の解決になるんだろう
  • そこまで気にする世の中になったのか

などなど思う人も多いと思いますが、実際ににおいや香りによって健康被害を受けている人も多いというところから、無視できない社会問題になってきた、ということですね。

平成25年の国民生活センター「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」によれば(こちらは柔軟剤仕上げに関してのレポートになってますが)相談に寄せられる声として、

  • 相談件数は急増
  • 隣家などの他人が使用した柔軟仕上げ剤のにおいについての相談が多い
  • 5 月から 10 月にかけて相談が多い
  • 危害情報は 61%
  • 危害情報では被害者の性別は女性が多い
  • 年代で見ると、30 歳代~50 歳代の女性が 70%と多くを占める
  • 危害内容としては、体調不良などの「その他の傷病及び諸症状」や「呼吸器障害」で全体の9割を占める
  • 危害情報が一か月以上も継続する場合もあり

となっています。実際の報告事例としては、

  • においで気持ち悪く、体調不良になった
  • せきが止まらなくなり医者に行った
  • 近隣からのにおいで鼻や喉が痛くなった
  • 頭痛や吐き気がある
  • 食欲がなくなる
  • 気分が悪くなる

というものが挙げられています。あなたも超満員の電車の中や人の多く集まるオフィス、エレベーターの中などで、何か経験したことありませんか?

スメルハラスメントというのもありますね

あまり馴染みがないですが、においや香りに関しては「スメルハラスメント」(スメハラ)というものがありますね。パワハラなどに代表される「~ハラスメント」の1つですが、この「スメハラ」は、においによって周囲を不快にさせる嫌がらせのこと。

このスメハラの問題点は、体臭や口臭や香水などにより周囲を不快にさせる事であり、意図的なものでなくても、その本人が気が付かないまま周囲に迷惑をかけている場合も多く、ことが重大になると、その匂いなどのおかげで退職せざるをえなくなる、ということもあるようです。

当の本人が気が付いてない、というケースも多々あると思いますが、これがこの問題の難しいところ。またどのハラスメントも同じことが言えますが、被害を受ける側の感じ方による程度差があり、これはスメハラについても同じです。

においは嗅覚で感じるもので、人によって気になる気にならないなどの感じ方の違い、個人差があり、これが問題の深刻さにつながってます。

においの悩みや問題の2つの原因

先ほど出てきた、平成25年の国民生活センター「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」にも書かれてますが、においにの問題に対する原因の1つとしては、

  • 家庭内がある意味非常にきれいになり無臭化がすすんだことで、
  • 逆に他のにおいが気になる、許容できない、という場合が増えている、

ということが考えられるとか。

また、自分自身がいつも使用する匂いには慣れるため、

  • 徐々に使用する匂いも強くなり、結果として自分にとっては快適でも他人にとっては不快に感じる使用量になっていた、

ということが原因となる場合もありますね。

匂いは嗅覚の問題ですが、視覚に対しては「服装などの身だしなみ」、聴覚でいえば「話し方」や「話し声の大きさ」など、これらが他の人に不快な思いをさせないよう人が集まる場所でのマナーともなっています。

人の多く集まる場所に行く場合には、視覚的マナー、聴覚的マナーに加えて、嗅覚的マナーにも同様に気を付けたいものですね。 

ちなみに、そもそもですが、制汗剤、柔軟剤などには香りを付けない、とすればすべて丸く収まるのでは、とも思いますが、そうなるとメーカーは売り上げに大打撃を受ける事になるんでしょうか...香水は香りを付けない、とすると単なる消臭スプレーになってしまいそうですね。(笑)